5年次の海外ワークキャンプはこれまで国際教養で培ったスキルを実践する場です。英語でのディスカッションや、ホームステイを通して他者と共に生きる力をはぐくみます。また5年次のワークキャンプは生徒が旅行の企画・運営にも深くかかわるのも特徴の一つです。ディスカッション準備などの事前学習を通して生徒は大きく成長します。11月中旬5泊7日で実施しました。
行程の前半は全員でバンクーバー市内や郊外のキャピラノの吊り橋などを全員で見学したのち、3つのグループに分かれ、観光旅行では知り得ないカナダの一面を学びました。生徒たちはブリティッシュコロンビア大学の研究室を訪問する人間理解グループ、リン渓谷でフィールド調査する理数探求グループ、そしてカナダの高校生からバンクーバーを市内散策し案内してもらう国際交流グループに分かれ、実践的な学習の機会を持ちました。
行程の後半はホームステイと学校交流を行いました。バンクーバー郊外の3校にて2日間にわたって交流しました。1日目は本校生徒に現地の生徒がバディーとして付き、バディーが受ける授業を一緒に受けました。最初は緊張した面持ちの生徒も同年代の現地の生徒と次第に打ち解け、親しくなったようです。2日目は各学校で、“Diet of the Youth,”“Stereotype”などのテーマでディスカッションやポスターセッションを行いました。 お世話になったホームステイ先はカナダの豊かな多文化性を肌で感じることができるものでした。ホストファミリーとは5日間の生活を共にして家族との心のつながりが結べたようです。成田に帰国した生徒たちの顔には安堵感と一つのものを成し遂げたという自信があふれていました。